走り続けて40年 愛媛のレトロバス、昭和感で注目の的

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天野光一
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 40年前に登録されたレトロな路線バスが、今も現役で走り続けている。ほかのバスが不調な時に“助っ人”として登場。昭和の雰囲気が好評で、映画撮影に使われたこともあるという。

 伊予鉄南予バス(本社・愛媛県八幡浜市)が所有する、日野自動車製のRL型バス(定員49人)。1980年10月に初登録された。

 車体にたくさんあるリベット(びょう)が特徴で、行き先を示す方向幕は布製で手回し式。エンジンは坂道でも意外と粘りがある。レトロな姿から、走行中に住民や観光客の熱い視線を集め、それが運転手の喜びになっているという。

 90年代の最盛期には、八幡浜営業所の12台のうち11台を占める主力車種だったが、今残っているのは1台だけ。ほかのバスの予備として大洲市内への路線などに使われている。

 「1台くらい残しておこうと…

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