「禁断」押したら警報音 踏切の非常停止ボタンを体験

菅野みゆき
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 14日の「鉄道の日」を前に10日、JR倉敷駅で踏切の非常停止ボタンを押す催しがあった。踏切事故を防ぐために、JR西日本岡山支社がボタンの使い方を知ってもらおうと開いた。

 駅構内に実物大の踏切非常停止ボタンがついた警報機の模型を設置し、駅員が「車が踏切内で立ち往生していたら、ボタンを押してください」と説明した。子どもたちは「硬い」などといいながら、ボタンを力いっぱい押し、鳴り響く警報音に耳をふさいだ。

 赤磐市立山陽西小2年、柏篤衡君は「一度押してみたかった」とにっこり。通常は利用する機会のない「禁断のボタン」だけに、恥ずかしそうに参加する大人もおり、合計で約300人が挑戦した。

 今年は新型コロナウイルスの影響で、大規模イベントを避けて複数の駅に分散させた。17、26の両日にもJR宇野駅などで様々な催しがある。

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