ジオパーク紹介するバス券 松江市など

杉山匡史
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 松江・出雲両市域にまたがる「島根半島・宍道湖中海ジオパーク」を知ってもらおうと、松江市と市交通局が美しい景色を写真で紹介する共通バスカードと、市内の観光地をめぐる「ぐるっと松江レイクライン」バスの1日乗車券を作った。ジオパークをあしらったのは初めて。車内やJR松江駅構内などで扱っている。

 バスカードは、凹凸があって洗濯板のような「須々海(すすみ)海岸」(松江市島根町)の風景写真か、出雲国風土記の国引き神話に登場する海岸砂丘「薗(その)の長浜」(出雲市)の風景写真がプリントされた2種類がある。各1万枚作り、1枚1100円券を1千円で販売している。路線バスが走っている県内で使える。

 レイクラインも美保関灯台がある島根半島の東端の「地蔵崎」(松江市美保関町)と神迎(かみむかえ)神事の聖地「稲佐の浜」(出雲市大社町)の2種類。各3万枚作り、大人520円、子ども260円。松江市内で使える。

 松江市ジオパーク推進室によると、ジオパークは貴重な地層や地形、岩石などがある場所。両市域のジオパークは島根半島や出雲平野、宍道湖、中海などで構成し、2017年12月に日本ジオパーク委員会が認定した。乗車券にプリントした4カ所は、貴重な自然スポットなど67カ所のジオサイトのうち、より景色が美しい場所という。(杉山匡史)

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