火災から再生する三木駅、モダン風に

滝坪潤一
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 2018年に火災で焼失した神戸電鉄粟生(あお)線三木駅の新駅舎デザインが「モダン風」に決まった。旧駅舎・レトロ風、モダン風、城下町風の3案から選ぶ投票の結果、最多票を集めた。今後、詳細な設計を進め、来年12月の供用開始をめざす。

 有効投票は5520票。モダン風は4割を占める2214票、城下町風は1865票、旧駅舎・レトロ風は1441票と続いた。

 インターネットのほか、公民館などに置いた投票箱でも投票を受け付けた。沿線の小中高校にも投票を呼びかけたところ、児童・生徒1615票のうち64%にあたる1040票がモダン風だった。「斬新なデザインが良い」「市総合体育館に似ていて統一感がある」などのコメントが寄せられた。

 三木市の田中栄一・交通政策課長(47)は「温かいコメントがたくさん寄せられた。みなさんが応援してくれているのだと感じました」と話している。

 建設費用は、市内外からの寄付約1億1500万円で賄う。(滝坪潤一)

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