中村線が全線開通50周年 土佐くろしお鉄道で記念式典

笠原雅俊
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 土佐くろしお鉄道中村線(窪川―中村駅間、43キロ)が1日、全線開通から50年を迎えた。中村駅(高知県四万十市駅前町)では地元住民らが参加して記念式典が開かれた。

 1番ホームで開かれた記念式で金谷正文社長が「これからもみなさまに愛していただける鉄道会社を目指します」とあいさつ。その後、到着した特急列車の乗客に記念の餅を配った。

 式に出席した同市右山北区長の竹田元久さん(66)は「高校時代に高知市まで鉄道で通学した。思い出深い」と話した。

 同鉄道によると、乗客は1999年度の133万2千人をピークに年々、減少している。昨年度は57万人だった。

 50周年を記念して、鉄道の歩みを振り返るパネル展や特製の記念入場券、特製駅弁などの販売が始まった。パネル展は開業当日の光景や歴代車両などを写真や当時の新聞記事で紹介している。

 入場券は懐かしい硬券タイプで、50周年記念の文字入り。中村駅でピンバッジとのセットで500円で販売している。うなぎのかば焼き入り特製駅弁(千円)や記念Tシャツ(2500円)も販売する。いずれも税込み。問い合わせは同鉄道企画営業課(0880・35・4962)へ。(笠原雅俊)

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