駅―空港の自動運転実験 小松市と金沢大 石川

萩一晶
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 小松市金沢大学は17日、JR小松駅―小松空港間(4・4キロ)の公道で、車を自動運転で走らせる実証実験をした。2023年春の北陸新幹線敦賀延伸を機に、市は小松駅と空港を結ぶシャトルバス運行を始める計画で、その課題を探る走行実験だ。

 実験にはカメラや感知器を備えたワゴン車1台が使われた。午前10時過ぎに運転手と和田慎司市長らを乗せて駅前を出発。運転は基本的にはシステムに委ね、緊急時のみ運転手が操作する「レベル3」で自動運転。18日までの2日間で13往復し、実際の運行に向けた課題を調べる。

 金沢大学によると、路上駐車や樹木のはみ出しなど障害物があった場合の回避判断や、雨天時の作動状況などをチェック。「自動運転の実現が近づいていることを実感してもらえれば」と菅沼直樹教授。和田市長は「新幹線と国際便をつなぎ、相乗効果で小松市をアピールしていきたい」と話していた。(萩一晶)

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