車掌のお願い→乗客のJR社員、大声や邪魔 特急が遅延

照井琢見
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 8日午後6時ごろ、JR予讃線伊予大洲駅を出発した宇和島発松山行きの特急「宇和海24号」の車内で、客として乗っていたJR四国の男性社員(65)が、車掌に席をつめるよう求められた際に大声を出すなどのトラブルを起こした。

 JR四国広報室によると、男性社員は八幡浜駅勤務で、業務を終えて帰宅中だった。伊予大洲駅から車内が混んできたため、車掌が通路側から窓側の席に移るよう頼むと、男性社員は大声を出したり、乗務員室の扉の開け閉めを邪魔したりしたという。

 車掌は列車の運行に支障をきたすと判断し、輸送指令を通じて愛媛県警に連絡。次の内子駅で男性社員は大洲署員に引き渡された。このため、列車の発車が約5分遅れ、乗客約100人に影響が出たという。

 JR四国は「社員の行動によりお客様にご迷惑をおかけして大変申し訳ございません。社員指導を徹底して参ります」とのコメントを出した。(照井琢見)

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