鉄橋流れた別所線、3月に全線開通へ ユーミンも後押し
滝沢隆史
昨秋の東日本台風で千曲川に架かる鉄橋が流され、一部不通になっている上田電鉄別所線(長野県上田市)が、来年3月28日に全線開通する見通しになった。歌手の松任谷由実さんや全国の鉄道ファンらが復旧を後押ししている。
「赤い橋の電車」で知られる別所線。台風でシンボルの「千曲川橋梁(きょうりょう)」が全長224メートルのうち44メートルが崩落し、代行バスはあるものの上田―城下駅間で運休が続く。復旧工事が急ピッチで進められ、今年6月までに橋台が完成。現在は出水期のため中断しているが、11月から再開する。
別所線の復旧には全国から支援や応援が寄せられている。被災直後から寄付の申し出が相次ぎ、2カ月ほどで約1700万円が集まった。上田市も昨冬、ふるさと納税で「別所線応援コース」を設けた。
地元の長野大(上田市)の学…