兵庫)焼失した三木駅再生、デザイン総選挙

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滝坪潤一
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 2018年に火事で焼失した神戸電鉄粟生(あお)線三木駅の新駅舎のデザインを決める投票を三木市が始めた。旧駅舎・レトロ風、モダン風、城下町風の3案から1案を選ぶ。誰でもインターネットなどで投票することができる。15日まで。今月下旬に新駅舎のデザインを発表し、来年12月の供用開始をめざしている。

 市や神戸電鉄によると、赤い三角屋根がトレードマークだった木造の旧駅舎は、1938年に三木福有橋駅として開業。88年に三木駅と改称された後も使われていたが、2018年3月4日、近隣からの延焼で焼失した。現在は仮の乗降設備を置いている。三木駅の乗降客数は1日あたり1272人(19年度)。

 3案は、18年の住民アンケートに基づき、市、神鉄、県でつくる協議会で絞り込んだ。旧駅舎をほうふつとさせる「旧駅舎・レトロ風」▽ストライプと曲面の大屋根が駅舎を包む「モダン風」▽大名屋敷を思わせる重厚な大屋根の「城下町風」。

 建設費は市内外からの寄付で…

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