高知)中村・宿毛線 4~6月の利用者半減 コロナ影響

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加藤秀彬
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 「土佐くろしお鉄道」(高知県四万十市)は8月27日、4~6月の中村・宿毛線の利用者数が前年比で約半数に低下したと取締役会に報告した。新型コロナウイルスの影響による移動自粛が響いた。2020年度当初予算を見直し、本業のもうけを示す営業損益は過去最大の7億3400万円の赤字を見込んでいる。

 「土佐くろしお鉄道」は中村・宿毛線とごめん・なはり線を運営する。県や沿線の18市町村が出資する第三セクター。同社によると、4~6月の中村・宿毛線の利用客は前年同期の51・9%。主な収入源の特急列車の利用が特に落ち込み、運輸収入は同37・1%となった。

 通勤や通学の利用者が多いごめん・なはり線は緊急事態宣言の解除後に客足が戻り始めたが、利用客は前年同期の78・7%、運輸収入が同63・4%となった。

 外出控えはお盆期間(8月7…

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