田園地帯に突然UFO!? 人々を吸い寄せる球体の正体

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高橋俊成
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 その駅は、田園地帯を駆ける列車の前に突如現れる。

 新潟県の南西部、日本海近くの直江津駅(同県上越市)から第三セクター・北越急行「ほくほく線」で2駅。くびき駅(同市)のホームに降り立つと、銀色の球体のような独特の駅舎が目に飛び込んでくる。田んぼに囲まれた集落で、ひときわ異彩を放っている。

 ホームからコンクリート打ちっ放しの通路を進み、駅舎へ。黒く高い天井、つり下がる波形のパネル、丸い窓を囲む宇宙人のような真っ赤な意匠、さながら現代美術の作品のようだ。1日100人ほどしか乗り降りしない無人駅とは思えない、鮮烈な存在感だった。

 管理する市頸城(くびき)区総合事務所に聞いてみた。

 高さ9メートルの鉄骨造り…

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