「ななつ星」5カ月ぶり運行再開 鉄橋流失で別ルートに
新型コロナウイルスの感染拡大で運休していたJR九州の豪華寝台列車「ななつ星」が15日、約5カ月ぶりに運行を再開した。午前10時前に車両が博多駅を出発。駆けつけたファンらが小旗を振って見送った。
感染拡大防止のため今年3月から運休していた。7月14日に運行再開を予定していたが、直前の豪雨で運行ルートの久大線、肥薩(ひさつ)線で鉄橋が流失。そのため熊本地震で被災し、今月8日に4年4カ月ぶりに全線開通した豊肥(ほうひ)線を通るルートを代わりに組み込んだ。
車内では「3密」を避けるため当面の間、定員14組(30人)の乗客を最大8組(16人)に限定。消毒液も設置し、従業員はマスクを着けて接客する。JR九州クルーズトレイン本部長の松尾英典さんは「ほっとしたと同時に緊張感もある。サービスとコロナ対策の両立を目指したい」。
ホームで見送りをした大阪市の中学1年、折見秀明さん(13)は「車両が輝いていて、かっこよかった。いつか乗ってみたい」と話した。(神野勇人)
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