世界最速でアート堪能「現美新幹線」 年内で見納めへ

高橋俊成
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 「世界最速の芸術鑑賞」をキャッチコピーとして、2016年からJR東日本が運行してきた観光列車「現美新幹線」が今年いっぱいで運行を終了する。12月19日が最終運行で、年内は土日祝日に越後湯沢駅と新潟駅を3往復する。

 現美新幹線は、秋田新幹線で使われていたE3系を改造した車両。外観のデザインは映画監督・写真家の蜷川実花さんが担当し、6両編成の各車両には、さまざまなアーティストによる写真や立体作品などが展示されている。

 JR東日本新潟支社によると、運行終了の理由は運行に必要な車両検査の期限が切れ、車両の耐用年数を考慮して廃車にするためだという。後継の車両については計画されていない。同社はラストランに向け、車内のカフェスペースでの特製メニューなどを企画する予定。(高橋俊成)

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