茨城)ドイツから新型保守用車 JR、車両内で点検作業

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村山恵二
【動画】JR東日本水戸支社がドイツ製の新型保守車両を日本で初めて導入=村山恵二撮影
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 JR東日本水戸支社(水戸市)は5日、常磐線木戸駅(福島県楢葉町)構内の木戸保守基地で、ドイツから輸入した新型保守用車MMU(Mobile Maintenance Unit)を報道陣に公開した。移動作業車と材料運搬車の2両1編成で、国内への導入は初めてという。

 同社によると、特に珍しいのは移動作業車。外から見ると通常の車両のように見えるが、床面がない。線路を覆うような状態で作業ができ、これまで1日8~10キロ歩いて行っていた点検作業を、車内のいすに座って行うことができる。

 停車時には両側面を約1メートルずつ広げることができ、雨や雪の中で行っていた線路上の保守作業や、悪天候ではできなかった溶接作業などが、車両内でできる。天井部には1・5トン持ちあげられるクレーンも2台ある。

 材料運搬車は1・5トンまで…

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