視覚障害の男性、駅のホームから転落して死亡 東京

[PR]

 東京都杉並区阿佐谷南3丁目のJR阿佐ケ谷駅で26日午後2時45分ごろ、東京都小平市の自営業吉本充伸さん(51)が中央・総武線のホームから転落し、入線してきた電車にはねられ死亡した。吉本さんには視覚障害があり、近くで白杖(はくじょう)が見つかったという。警視庁は誤って足を踏み外したとみて詳しい経緯を調べている。

 杉並署によると、吉本さんは当時、階段脇で狭くなったホーム上の通路の点字ブロック付近を歩いていた。線路から自力で上がろうとしていたところ、千葉発三鷹行きの普通電車が入ってきたという。ホームドアは設置されていなかった。この日、吉本さんは高齢者へのマッサージのボランティアのため、同駅近くに出かけていたという。

 JR東日本は2032年度末までに首都圏の主要全330駅にホームドアを整備する計画を進めている。中央・総武線では、三鷹―千葉駅間の全39駅のうち代々木、千駄ケ谷、信濃町の3駅で設置を終えたが、阿佐ケ谷駅の予定は決まっていないという。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら