徳島)通学の「密」回避へ、県教委が臨時バス
福家司
徳島県立学校の生徒が通学で使うJRの列車の混雑を緩和し、新型コロナウイルスの感染リスクを減らそうと、県教育委員会は22日から、県内3地区で臨時バスの運行を始めた。日祝や夏休みなどを除き、10月30日まで運行する予定。
臨時バスは中央地区=佐古駅前発城南高校行き(2台)▽南部地区=南小松島駅前発富岡東中・高校行き▽西部地区=江口駅前発阿波池田バスターミナル付近行き、三加茂駅付近発阿波池田バスターミナル付近行きがあり、JR線の定期券を持つ生徒が希望すれば乗車できる。
22日朝、佐古駅前では、徳島線や高徳線の列車を降りた城南高校生ら49人が、手や指を消毒して2台の大型バスに乗り込んだ。密集を避けるために定員を半数ほどにしぼっているという。城南高3年の高橋伶実さん(17)は「列車の中は人との距離が近く、(感染が)怖かった。バスに乗れてうれしい」と話した。