和歌山)「天空」が運行再開、終点の極楽橋駅もオープン

有料記事

高田純一
【動画】観光列車「天空」が運行再開、終点駅も改装オープン=高田純一撮影
[PR]

 新型コロナウイルスの影響で運休していた南海高野線のこうや花鉄道「天空」が20日、約3カ月ぶりに運行を再開した。天空は、世界遺産高野山ろくを走る観光列車。運休前と同じく橋本(橋本市)―極楽橋(高野町)間の約20キロを往復する。

 運休明けの初列車となった「天空1号」は観光客ら47人を乗せて午前10時13分に橋本駅を出発。レールと車輪がきしむ音を響かせながら、急勾配の山間を力強く走った。風が吹き抜ける展望デッキで外を眺めていた和歌山市の主婦(49)は「風を感じてコロナを一瞬忘れた」と話した。

 この日は運行再開に合わせて終点の極楽橋駅がリニューアルオープンし、平野嘉也・高野町長ら関係者が乗客を出迎えた。駅舎内の天井は美しい装飾が施され、電車側は「俗世」とする黒色を基調に動植物や虫などを、高野山に上がるケーブルカー側には「聖域」を示す赤と白で干支(えと)や縁起物の切り絵を描いた。

 手を清める手水舎や極楽鳥を…

この記事は有料記事です。残り68文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら