東京メトロ車内で紙袋に放火した疑い 36歳男を逮捕

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 東京メトロ副都心線の電車で今月13日、紙袋から出火し車内の一部が焦げたぼやで、警視庁は、東京都新宿区西新宿8丁目の職業不詳、長沢和裕容疑者(36)を現住建造物等放火未遂と威力業務妨害の疑いで逮捕し、23日発表した。

 捜査1課によると、長沢容疑者は13日午後3時ごろ、千川―要町駅(東京都豊島区)間を走行していた電車(8両編成)の3号車のドア付近で、床に置いた紙袋に放火し、床面計145平方センチを焦がしたうえ、運行を約10分遅らせるなどして業務を妨害した疑いがある。調べに対し、「渋谷方面に向かう電車を狙った」などと供述しているという。

 長沢容疑者は、一つ手前の小竹向原駅から乗車。千川駅を出発後、紙片が入った紙袋をリュックから取り出し、ライターで火をつけてその場を離れ、要町駅で降車したという。すぐに乗客が火に気づき、まもなく消火された。

 警視庁は、東京法務局などが入る九段第2合同庁舎(東京都千代田区)の生け垣の一部が焼けた20日夜のぼやについても、長沢容疑者が関与した疑いがあるとみて調べている。

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