見よ、元「車両屋」の鉄道写真 ローカル線中心に6千枚

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臼井昭仁
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 「津島軽便堂(けいべんどう)写真館」というホームページ(HP)がある。名鉄の元技術者が半世紀にわたって全国各地の鉄道を訪ねた記録で、アクセス回数は累計160万を超える。名鉄に関する本も3冊出版し、鉄道に関する講座で講師役も務めるなど、「生涯鉄道マニア」として今も忙しい。

 愛知県津島市の田中義人さん(69)。名鉄では1974年の入社以来、「車両屋」の道を歩み、検査場長を最後に定年退職した。その後5年間、名鉄資料館(岐阜県可児市)で働いた。

 これまでに元同僚とともに「名古屋鉄道1世紀の記録」「名古屋鉄道車両史・上下巻」と計3冊の本を出版。昨年、出した車両史は、創業120年超の名鉄について、合併する前の中小鉄道会社も含めて、歴史、車両の構造、時刻表も収録し細かく記述している。「後世に残せる参考書。名鉄についてすべてがわかる」という自信作だ。

 一方、HP(http//tsushima-keibendo.a.la9.jp)は定年退職した2010年に立ち上げ、順次充実させてきた。

 もとになったのは田中さんが…

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