鹿児島)静かな卒業式…学生に「明るく出発進行」
城戸康秀
異例の卒業式だったかもしれませんが――。肥薩おれんじ鉄道(本社・熊本県八代市)の運転士が1日、その成長を見守ってきた学生の門出を祝うメッセージを同鉄道のフェイスブック(FB)に投稿した。新型コロナウイルス対策のために様変わりした巣立ちの日。卒業生たちに寄り添い、明るい前途を祈る思いをつづっている。
同鉄道の運転士になって4年目の大平智弥さん(31)。昨年も「新入生」の時からともに3年間を歩んだ高校生らにFBでエールを送って共感の輪を広げた。今年の「贈る言葉」にも、すでに350を超える「いいね」が寄せられている。
この季節、卒業式を終えた学生が乗り込んでくると、車内アナウンスで「おめでとうございます」と声をかけてきた大平さんだが、今年は16日まで福岡県北九州市にある施設で研修があり、直接お祝いの言葉をかけることができなくなった。
FBへの投稿では、通学に利…
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