埼玉)蕨駅にスマートホームドア 転落事故から3年 

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堤恭太
【動画】初導入「スマートホームドア」 事故から2年 京浜東北線・蕨駅=堤恭太撮影
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 埼玉県蕨市のJR京浜東北線・蕨駅にホームドア(可動式ホーム柵)が設置され、29日から運用が始まった。同駅では2017年1月、盲導犬を連れた目の不自由な男性(当時63)がホームから転落し、列車と接触して死亡する事故が発生。視覚障害者団体や市がホームドアの早期設置をJR東日本に要望していた。

 今回設置されたのはスマートホームドアと呼ばれる新型。同社管内では初めて本格的に導入された。アルミやステンレスを多用して、ドア部分を板ではなくフレーム構造にした。開口幅は2メートルで従来の分厚い壁型と同じだが、重さは150キロ軽い200キロ。費用や工期も半分程度に短縮できたという。

 同社はホームドア設置を求める世論の高まりを受けて、蕨駅の事故の翌月には20年度末までの設置予定だった蕨駅を含む京浜東北・根岸線と山手線の計29駅について19年度末までに前倒しして、国や県、自治体も補助金などで後押しした。

 ただ、費用は高額な上に駅の…

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