相模原で感染の家族、1人はJR駅員 接客業務せず

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 相模原市は24日、新型コロナウイルスの感染者と判明した市内の家族4人のうち、50代の男性が、JR東日本のグループ会社に勤める相模原駅(同市中央区)の駅員だと発表した。

 市やJR東日本によると、感染が確認されたのは「JR東日本ステーションサービス」(本社・東京)の50代社員。16日に発熱して体調不良を訴え、17日から出社していなかった。

 50代社員は横浜線の相模原駅の事務室内で事務作業を管理する立場にあり、基本的に接客業務は担当していない。ただ、16日午後2時45分ごろから30分間ほど、臨時に相模線の原当麻駅のホームに立って安全確認業務をした。その際、マスクは着けていたという。

 JR東日本は50代社員が最近勤務した相模原、原当麻、上溝の3駅で、事務室内やエレベーターの手すり、エレベーターのボタンなどを消毒した。3駅の駅員は1日3回体温を測り、微熱があった2人は自宅待機にしたという。50代社員が発熱した16日に相模原駅などの同じ事務室内にいた8人は、25日以降に感染の有無を検査するという。

 市は22日、50代社員と妻の50代女性、20代の娘2人の計4人の感染が新たに判明したと発表。これで市内の感染者は、13日に死亡した80代女性を含めて11人になった。50代社員は、感染者が集中する市内の相模原中央病院への入院歴はなく、家族4人とも他の感染者7人との接触はなかったという。

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