秋田)新・観光列車をお披露目 内陸線

加賀谷直人
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 1日から運行が始まる秋田内陸縦貫鉄道秋田県北秋田市)の新しい観光列車「笑EMI(えみ)」のお披露目会と出発式、試乗会が1月31日、阿仁合駅であった。交流人口の拡大に向け、多くの利用が期待されている。

 内陸線開業30周年記念事業として、従来の客車を改修した。レトロモダンな外観はえんじ色で、車両中央部のシート12人分は沿線の景色が楽しめるよう、車窓と対面式に配置されている。鉄道トンネルとして県内最長の「十二段トンネル」内を走行中、秋田犬が浮かび上がる天井アートも設置。沿線の景色をテーマにしたフォトギャラリーも設けた。

 お披露目会で内陸線の吉田裕幸社長は「(笑EMIで)笑顔を作り出して地域を元気にしたい」と話した。試乗会には公募で集まった県内外の17人が参加、関係者とともに阿仁合駅と比立内駅間を往復した。

 新列車は毎週土、日曜に「急行もりよし号」として運行する。1日午前11時5分角館駅発の「急行もりよし2号」の運行時は、沿線で内陸線支援団体が横断幕を掲げ、小旗を振って祝う。(加賀谷直人)

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