週末の終電2時台まで運行 大阪メトロで実験へ、国内初

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古田寛也
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 国土交通省は26日、大阪の中心部を南北に貫く大阪メトロ御堂筋線で、週末の終電を約2時間遅くした際の効果を測る実証実験をすると発表した。海外の観光都市にならい、外国人観光客らが夜遅くまで楽しめる都市を目指すのが狙いだ。国内では初の試み。

 御堂筋線(江坂―なかもず)は、飲食店などが多く集まるキタとミナミ、オフィス街などを通る路線で、1日平均約120万人が利用する。

 国交省によると、実験は、地下鉄を24時間運行しているロンドンやニューヨークをモデルにしたという。来年1月24日と2月21日のいずれも金曜日、終電を現在の午前0時すぎから約2時間遅くして、土曜の午前2時台まで運行する。

 同省は現在、訪日外国人客の消費額を増やすため、欧米と比べて遅れの目立つ夜のグルメやショッピング、イベントなどの経済活動(ナイトタイムエコノミー)を掘り起こす観光戦略を東京や大阪、福岡などで進めている。観光庁によると、ロンドンでは、年間で約3・7兆円の経済効果が報告されているという。

 東京では以前、地下鉄の24…

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