JR九州が列車の自動運転実験へ 緊急時は係員が対応

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山下裕志
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 JR九州は、列車の自動運転の実現に向けた走行試験を月内に始める。将来の運転士不足に備える取り組みで、他社のモデルケースを目指す。

 実現をねらうのは、運転士以外の係員が乗った状態で自動運転する「ドライバーレス運転」。列車の加速や減速、停止はシステムが制御するが、緊急停止の操作やドアの開閉、乗客の避難誘導は係員が担う。

 試験は福岡県内を走る香椎線の西戸崎(さいとざき)―香椎で、2両編成の819系(DENCHA(デンチャ))を使い、乗客のいない深夜から早朝に実施する。来年2月中旬までの予定で、当面は運転士が乗って対応する。来年には営業時間中の実証実験に移したいという。

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