新観光列車にビュッフェ JR九州、水戸岡さんデザイン

山下裕志
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 JR九州は、九州をめぐる新しい観光列車「36ぷらす3」の車内の詳細を公表した。かつて特急「つばめ」として活躍した787系を改造し、つばめで親しまれたカウンター付きの売店、通称「ビュッフェ」を17年ぶりに復活させる。九州ゆかりの飲食料品を販売するという。

 6両編成で計103席。1~3号車はグリーン個室とし、定員2~6人の13室を設ける。3号車は約半分がビュッフェ。4号車は、机や椅子を置いて共用スペースとし、飲み物などを販売するほか、イベントの開催を検討する。5、6号車はグリーン席にする。

 車内のデザインも外装と同様、豪華寝台列車「ななつ星」を手がけた工業デザイナーの水戸岡鋭治さんが担当する。2020年秋に運行を始める予定だ。

 JR九州では、観光列車の多くが車内販売を続けているが、特急は15年に販売を終了。今年3月には九州新幹線(博多―鹿児島中央)でも車内販売を終えた。(山下裕志)

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