青森)タクシー運賃、平均12%値上げ 県内2月から

林義則
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 国土交通省東北運輸局は、県内のタクシー運賃を平均で12・66%値上げする運賃改定を認めると13日に発表した。新運賃は来年2月1日から適用される。消費増税を除く値上げは2008年以来12年ぶり。

 今回の運賃改定は、収支改善を求める県内タクシー業者からの申請に基づくもの。県内のタクシーの大半を占める小型車と中型車の運賃は「普通車」に統合される。初乗りの上限運賃が小型車の1・5キロ670円と中型車の680円が、普通車の1・2キロ670円に改定される。

 距離による加算は小型車の上限運賃で「332メートルごとに90円」、中型車で「283メートルごとに90円」の現状から、「292メートルごとに90円」となる。青森駅から青森市役所までの1・6キロの上限運賃は、小型車なら現在760円のところ、90円の値上げになるという。

 県内のタクシー運賃は今年10月の消費増税に伴い、小型車の初乗りがおおむね10円値上げされている。今回の改定は2月までの業者からの申請によるもので、県内106社のうち57社が改定を求めていた。(林義則)

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