山口)SLやまぐち号、今季最後は重連の雄姿
金子和史
JR山口線の「SLやまぐち号」が24日、今季最後の定期運行を迎えた。JR西日本はファンに感謝の思いを込め、2年ぶりに蒸気機関車C57とD51を2両つなげて走らせ、沿線では多くの人が力走する姿にカメラを向けた。
午前10時半ごろ、SLファンが待つJR新山口駅のホームに2両の蒸気機関車が入ると、拍手と歓声が起こった。山口市小郡の浦上壱輝ちゃん(4)は「今年初めてSLに乗るので楽しみ。来年も乗りたい」とうれしそうに話した。
今季は昨年から不具合が相次いだC57が、10月から約1年10カ月ぶりに復帰した。乗務した機関士の宮本悠平さん(36)は「C57が元気になって帰ってきてくれて、今日の重連運転が実現した。来年もお客さんと沿線の人に感謝の気持ちを込めて走りたい」と話し、津和野に向けて出発した。(金子和史)
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