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　富山ライトレールは２３日、富山駅北側で運行する路面電車「ポートラム」の運転体験会を開いた。ポートラムは来年、同駅南側を走る富山地方鉄道と接続し、富山ライトレールは富山地鉄に吸収合併される。富山ライトレールとしては最後の運転体験会で、多くの親子連れや鉄道ファンが集まった。

　この日は城川原駅（富山市城川原３丁目）隣の車庫線で、計２５人が運転を体験。運転士に付き添われて速度調整やブレーキの操作方法などを学び、約１２０メートルの線路を往復した。富山市の金子純成君（７）は車両が動き始めると「すごい！」。運転を終えると「運転士さんが教えてくれて上手にできた」とほっとした表情を見せた。参加者らは車両基地の見学も行った。

　同社企業戦略部の吉川賢一部長は「体験を通して多くの方の笑顔を見られてよかった」と話した。（田添聖史）