長崎)佐賀の動きに「違和感」、新幹線の並行在来線問題

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小川直樹
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 2022年度に九州新幹線西九州ルート(長崎新幹線)の一部開業後の並行在来線の維持管理費の負担を巡って長崎、佐賀両県が対立している問題で、長崎県中村法道知事は22日、問題を公表した佐賀県側の対応に「違和感がある」と批判した。

 両県は08年、維持管理費の負担割合を佐賀1、長崎2とし、「災害など」で費用が膨らんだ場合は折半とすることで合意していた。現在、維持管理費は当初見込みの倍以上に膨らむ見通しに。この増額分の負担割合について長崎は折半、佐賀は「1対2」をそれぞれ主張。佐賀の山口祥義知事は長崎側の主張について、8日の会見で「いかがなものか」と述べた。

 中村知事は22日の会見で、佐賀側との協議がまだ実務者レベルの段階だと強調、「佐賀県で内容が公表され、第三者を通じて仲介の依頼をするとの新聞記事も読んだが、非常に違和感を覚えた。意見があれば、協議の当事者にまずは返してほしい」と述べた。

 また、中村知事は増額の主な…

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