岐阜)懐かしい、珍しい 「丸窓電車」移設に見物客

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高木文子
【動画】「懐かしい」「珍しい」丸窓電車の大移動=山本正樹撮影
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 岐阜の街を80年近く走った丸窓(まるまど)電車(路面電車)が16日、岐阜市のJR岐阜駅北口駅前広場に移された。「懐かしい」「珍しい」――。かつての街を懐かしむシニアから家族連れ、電車好きの子どもまで、駅前は多くの人たちでにぎわった。

 車体はトレーラーに載せられ、中心市街地を約1キロにわたりパレードした。隊列に岐阜県立岐阜商業高校の吹奏楽部員83人が加わり、演奏やフラッグ演技で盛り上げた。沿道や歩道橋は、見物客が鈴なりに。川島裕美部長(3年)は「上からも横からも前からも、手を振ってもらえた。市民の方々にとって大切な式に参加できてうれしい」。

 広場には電停(停留所)や石敷きの軌道も再現された。車体は到着後、クレーンでつり上げて広場に降ろされた。関係者らと市立徹明さくら小学校の児童が綱を引き、据え付けた。

 鉄道好きの友人2人と訪れた…

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