ベビーカー拒否のバス運転手見つからず 名古屋市が調査

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堀川勝元 保坂知晃
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 ベビーカーに双子を乗せた女性が名古屋市営バスから乗車拒否されたとの声が寄せられた問題で、市交通局は11日、女性が乗ろうとした路線を運行する可能性がある運転手約200人に聞き取りをした結果、乗車拒否した運転手は見つからなかったと明らかにした。市交通局は「(乗車拒否が)全くなかったと裏付けることもできず、お客様の指摘を否定するものではない」と説明している。

 乗車を拒否されたと話しているのは、1歳の双子の女児がいる名古屋市の女性(34)。女性によると、10月下旬に横型ベビーカーに双子を乗せ、バスに乗ろうとした。混雑していた3台を見送り、比較的すいているバスに乗ろうとしたという。

 交通局によると、乗客とのやりとりを録音する車内のドライブレコーダーは約1週間で上書きされるため、女性が乗ろうとした日の記録は残っていないと判断した。聞き取りでも確認できず、調査を終える。

 一方、11月4日にベビーカーの乗車ルールを尋ねる電話が市バスの営業所にあり、職員が「2人乗りのベビーカーに子どもを乗せたままの乗車はお断りしている」と誤った説明をしていたことが判明した。女性も営業所から同様の説明を受けたと話している。市は適切な対応をするよう周知する。

 正しくは、大型バスなら横型…

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