京急踏切事故、非常ブレーキ遅れた可能性 運転士が供述

有料記事

神宮司実玲
[PR]

 横浜市の京急本線の踏切で9月、列車と衝突したトラックの運転手が死亡し多数の乗客らが軽傷を負った事故で、神奈川県警は25日、列車の20代の男性運転士から任意で事情を聴いた。運転士は「通常ブレーキの後、非常ブレーキをかけた」と話したことが捜査関係者への取材で分かった。県警はブレーキが遅れた可能性もあるとみて慎重に調べる。

 事故ではトラックが踏切内で立ち往生し、列車と衝突した。京急などによると、踏切には障害物検知装置があり、検知すると340メートル手前などにある専用信号機が点滅する。運転士は少なくとも踏切の600メートル手前付近で信号を目視できる仕組みで、通常は使わない非常ブレーキをかければ踏切手前で止まれる設計だ。

 捜査関係者によると、男性運…

この記事は有料記事です。残り426文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら