２６、２７の両日に福井県小浜市で開催される「御食国（みけつくに）・和食の祭典ｉｎ若狭路２０１９」を前に、ＪＲ小浜線に乗り入れる京都丹後鉄道のダイニング列車「丹後くろまつ号」の出発セレモニーが２５日、ＪＲ敦賀駅であった。

　くろまつ号は２５、２６日に運行。予約は満席で、２日間で約２４０人が車窓からの眺めを楽しみながら、若狭地方特産のへしこやサバ、若狭牛などを使った料理などを味わう。

　敦賀駅のホームでのセレモニーには、杉本達治知事や沿線市町の首長らが出席。くろまつ号の運転士と車掌に花束が手渡された。その後、くろまつ号はスコップ三味線の演奏と、ゆるキャラたちに見送られて小浜駅へ向かった。

　和食の祭典ｉｎ若狭路は、小浜市川崎３丁目の「御食国若狭おばま食文化館」とその周辺で開かれる。若狭地方や兵庫県の淡路島、三重県の志摩地方、京都の和食を味わうコーナーなどが並ぶ。また、全国各地のご当地グルメの店が集う「ＯＢＡＭＡ食のまつり」も同時開催される。（八百板一平）