宮城)阿武急、遠い復旧 ファンから応援メッセージ

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大宮慎次朗
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 宮城県南部と福島県を結ぶ第三セクター阿武隈急行は、台風19号の被害で県内を中心に運休が続いている。土砂崩れなどの被害は42カ所に及び、全面復旧は見通せない。ファンからは「がんばれ阿武急!」の応援が寄せられている。

 台風上陸から1週間あまりたった21日、あぶくま駅(丸森町)に記者が向かうと、駅に続く道路には太い木が10本以上折り重なり、山から流れ込んだ土砂がホームをのみ込んでいるのが見えた。レールは茶色い泥で埋まり、駅舎がなければ線路には見えない。線路沿いの電柱は中ほどからぽっきりと折れ、「落石注意」の看板が土砂に埋まっていた。

 「現場が山奥で、被害状況の把握に時間がかかっています」。福島県伊達市の本社で、安海(あずみ)好昭専務が説明した。台風が通過した13日朝、十数人の社員が調査に向かうと、線路上は土砂や木で通れず、山道を10キロ以上歩いたという。

 阿武急は槻木(つきのき)(…

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