山形)迷い猫しょこら、「駅長」に就任 JR羽前小松駅
星乃勇介
山形県川西町のJR米坂線・羽前小松駅で保護されていた迷い猫「しょこら」が12日、「駅長」に就任した。駅で式典が開かれ、町民ら約40人が駆けつけて門出を祝った。
しょこらは駅舎を管理・運営しているNPO法人「えき・まちネットこまつ」事務局長で、飼い主の細谷絵里子さん(38)に抱かれて登場。理事長の江本一男さん(66)が「猫駅長に任命する」と辞令を読み上げると「ミャー」と鳴いた。
しょこらは細谷さん手作りの制帽をかぶったが、慣れていないのか前脚ではたき落とす一幕も。周囲から「かわいい」と声が上がり、盛んにシャッターが切られた。江本さんは「全国からの反響に驚いている。駅と町と米坂線の活力源として、末永く愛されてほしい」と話した。(星乃勇介)