福井)コミュニティーバスの出発式 高浜町

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菱山出
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 路線バスなどの公共交通機関がない福井県高浜町の内浦地区で、住民が運営するコミュニティーバス「内浦ぐるりんバス」の出発式が2日、同町山中の内浦公民館であった。テープカットで祝った後、住民に見送られて2台のハイエース(定員9人)が出発した。

 内浦地区は高齢化率46%と、町内にある4地区で最も高齢化が進む中山間地にある。隣接の京都府舞鶴市とのつながりが深く、病院や買い物に行く交通弱者対策が課題だった。

 内浦地区区長会と行政が協議を重ね、白ナンバーの車に有償で客を乗せる国の自家用有償旅客運送制度を活用。地区住民が中心の「一般社団法人内浦ぐるりん倶楽部」(石本祥次・代表理事)を設立し、運営に当たる。民間主導の同制度の運用は県内で初の試みという。

 出発式では石本さんが「この…

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