長野)附属中学前と柳原が無人駅に 長電、10月から

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 長野電鉄は、附属中学前駅と柳原駅(いずれも長野市)を10月から無人化する。長電の無人駅が増えるのは2009年10月以来、10年ぶり。これで全24駅のうち半数が無人となる。同社は「利用者が減少したため」としている。

 同社によると、柳原駅は前身の長野電気鉄道時代の1926(大正15)年に、権堂―須坂間が開業した時からある。18年度の1日当たり乗降者数は1286人で、現在有人の14駅中2番目に少ない。最も少ない1225人の湯田中駅は観光客が多く訪れるため、無人化する予定はないという。

 附属中学前駅は、信州大学教育学部付属長野中学校の最寄り駅として85年にできた。乗降は少なくないがほとんどが通学の利用で、平日の朝と夕方以外は閑散とした時間帯が続いている。週末はすでに駅員を置いていなかったという。

 今後、両駅での下車時には列車の運転士に乗車券を渡すか、設置した回収箱で券を集める。柳原駅では、帰宅ラッシュ帯の平日午後5~8時に限り臨時駅員を置く。また、両駅の券売機にインターホンを設置し、利用客からの問い合わせを受け付けるという。

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