島根)「あめつち」車内で 神話の世界楽しむ
清水優志
山陰両県を結ぶJR西日本の観光列車「あめつち」が12日、貸し切りの車内で島根県にまつわる神話の世界を楽しめる「神話列車」として特別運行した。企画には県が協力した。
あめつちは2両編成で、昨年7月から週末を中心にJR山陰線の鳥取―出雲市駅間で運行している。神話列車は、阪急交通社が企画したツアーの中に組み込まれ、9月5日と12日の2本に計44人が乗車した。
車内では、万九千(まんくせん)神社(出雲市斐川町)の錦田剛志(つよし)宮司(50)が出雲にまつわる神話を解説した。列車が揖屋(いや)駅(松江市東出雲町)にさしかかると、古事記に登場する黄泉(よみ)の国の入り口とされる伝承地があることを紹介。「この世とあの世の境界を走っていると想像しながら車窓を楽しんでください」に語りかけた。
続いて、伝統芸能・石見神楽…