熊本)バスの遅延を防げ、GPSデータ解析 九産交
白石昌幸
「時間通りにこない」「到着時間が読めない」。こんなバス利用者の不満を解消しようと、九州産交バス(熊本市)は30日、GPS搭載のバスの運行データを分析し、遅延の少ない運行ダイヤづくりを進めていることを明らかにした。10月のダイヤ改定から一部路線で採用するという。
この日の市公共交通協議会バス路線網再編部会で報告された。今年4月から九州産交バスが採用したバスの現在位置や接近情報を確認できるシステム「バスきたくまさん」のデータを活用。バスが停留所を通過した時刻を蓄積・分析し、どこで遅延が発生しているのかなどの問題点を洗い出している。
一例では、木山産交(益城町)から交通センター方面に向かう平日午前7時20分発のバスは、北窪交差点から県庁前の東バイパス周辺で遅延が増大。交通センターでほぼ毎日15分の遅延が発生していることがわかった。
これらのデータ分析と実際に…