九州新幹線西九州ルート（長崎新幹線）の未着工区間を巡り、来年度予算に、着工に向けた環境影響評価（アセスメント）の費用を盛り込む攻防が続いている。与党の検討委員会（ＰＴ）は５日、「フル規格」での整備方針を決めたが、佐賀県の反対で、話し合いを始められるかも不透明な状況だ。

佐賀反対　協議を模索

　与党の検討委員会（ＰＴ）の方針決定を受け、長崎県議と県関係国会議員が８日に長崎市で意見交換した。「期待通り」の決定のはずだが、先行きを不安視する声が相次いだ。

　「佐賀県の山口（祥義）知事…