妖怪も乗車します 電車にゾクゾク、響く子どもの悲鳴

向井大輔
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 観光客でにぎわう京都市右京区の嵐山に11日、「妖怪」の一団が現れた。この日から始まった京福電鉄嵐山線(嵐電)の「妖怪電車」に合わせた同電鉄の企画。嵯峨美術大(京都市右京区)の学生らを含む約40人が仮装した一つ目小僧やかっぱを、観光客はさかんに撮影していた。

 妖怪に扮した一行は、午後4時から嵐電嵐山駅から渡月橋を往復した後、午後5時に嵐電嵐山駅発の妖怪電車に乗り込んだ。薄暗くされ、不気味な音楽が流れる車内には、子どもたちの歓声と悲鳴が響いた。妖怪電車に乗るため家族5人で来たという亀岡市の柳原海(かい)君(4)は「妖怪は全部こわかった。特に骨のお化け」と興奮気味に話した。

 妖怪電車は15日まで。午後5時から嵐電嵐山―四条大宮間で1日5本(2往復半)運行する。通常運賃は大人220円、子ども110円。妖怪に扮したら「妖怪運賃」(100円)で乗車できる。(向井大輔)

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