福島)常磐線、特急再開へ 全面再開後、停車駅は未定

床並浩一
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 JR東日本は5日、東京電力福島第一原発事故の影響で一部不通の常磐線が来年3月までに全面再開するのに合わせ、東京都内と仙台を結ぶ特急列車の運行を再開すると発表した。時期や本数、停車駅など運行ダイヤの詳細は今後検討する。

 常磐線は原発事故以降、不通区間が徐々に解消され、現在は浪江―富岡間(20・8キロ)が不通となっている。都内を出発する特急の運行区間はいわき駅が終点で、沿線自治体などはJR東側に、全面再開に合わせて仙台までの直通運転の再開を要望していた。

 震災前の2011年3月の運行ダイヤによると、県内区間の停車駅は現在休業中の大野駅(大熊町)や双葉駅など13駅あり、仙台―上野間の直通運転は上りが4本、下りが3本で、所要時間は4時間12~14分。双葉―上野間を2時間52分~3時間3分で結んでいた。(床並浩一)

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