千葉)私鉄各社、運賃値上げへ 10月の消費増税で

上田雅文 三嶋伸一
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 10月の消費増税に備えて、千葉県内の私鉄各社が相次いで運賃の値上げを国土交通省に申請した。

 京成電鉄(本社・千葉県市川市)は消費税率が8%から10%に引き上げられた分を運賃に転嫁する。認可が下りて消費増税が実施されると、10月1日から運賃が引き上げられる。京成上野―成田空港間(京成本線経由)で20円(切符購入の場合)上がる。

 同社によると、値上げするのは、京成本線、千葉線、成田空港線など全7路線。改定率は運賃と特急料金の全体で1・852%となる。普通運賃は1・936%で、例えば切符を購入して乗車した場合、京成船橋―京成成田間(540円)や京成八幡―八千代台間(320円)でそれぞれ10円値上げされる。通勤定期運賃は1・77%、特急料金は1・674%、それぞれ引き上げられる。

 新京成電鉄は平均改定率を1・852%、北総鉄道は1・851%、東葉高速鉄道は1・823%にそれぞれ引き上げる申請をした。東葉高速は前回の消費税引き上げの際に始めた通学定期の割引率拡大を、今回も続ける予定という。(上田雅文、三嶋伸一)

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