福島)郡山駅で不審物、3時間立ち入り制限…中身はカラ

飯沼優仁 飯島啓史 田中基之
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 27日午前8時40分ごろ、JR郡山駅の構内で「不審物がある」とJR東日本の職員から通報があり、県警の爆発物処理班が出動する騒ぎがあった。中は空だったが、大阪でのG20サミットにあわせて県警が警戒を強めていたさなかの出来事で、一帯は3時間にわたって立ち入り禁止となった。

 県警によると、スーツケースは高さ約80センチのピンク色。西口1階の出入り口近くのゴミ箱脇に置かれ、ひび割れ部分に粘着テープが貼られていた。午前10時半ごろに着いた処理班がX線装置などで調べた結果、何も入っていなかった。

 県警が防犯カメラの映像を調べたところ、現場にスーツケースを置く若い女性のような人が映っており、持ち主を探している。

 JR東日本によると、郡山駅の改札口は3カ所のうち2カ所が閉鎖、構内の一部の店も利用できなくなった。また、タクシーなどが待機する駅前のロータリーにも規制線が張られたが、昼ごろに解除された。駅にいた30代の女性は「ものものしい雰囲気で規制線が張られ、利用客は不安そうに眺めていた」と話した。(飯沼優仁、飯島啓史、田中基之)

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