南海、外国人就労支援施設を開設へ 新今宮で言語習得も

神山純一
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 南海電気鉄道は9月28日、大阪市の新今宮エリアに外国人の就労を支援する施設「YO(ヨ)LO(ロ) BASE(ベース)」を開くと発表した。無料で日本語を学べる教室も備え、外国人が実際に働けるレストランやホテルも併設する。

 新今宮は関西空港からのアクセスがよく、観光名所の通天閣などもあり、外国人にも人気の場所の一つ。南海がここに3階建て施設をつくり、外国人を支援する企業「YOLO JAPAN」(大阪)が運営する。日本にいる留学生らに対し、働く場を提供するとともに日本語の習得を支援。4月に新設された外国人の在留資格「特定技能」の取得をめざすという。

 施設は日雇い労働者が集まる地区で、かつて生活困窮者を受け入れた大阪市の施設「馬淵生活館」の跡地にできる。南海が、同館の跡地活用をめざす市の公募に手を挙げていた。南海本線の新今宮駅は同線としては2番目に乗降客数が多く、南海も「重要拠点」と位置づけている。(神山純一)

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