長崎)新幹線巡り長崎・佐賀の副知事が面会も平行線

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小川直樹
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 九州新幹線西九州ルート(長崎新幹線)の佐賀県内の整備方法を巡り、フル規格を軸に検討する与党の検討委員会(PT)に佐賀県が反発する中、長崎県の平田研副知事が3日、坂本洋介・佐賀県副知事を同県庁に訪ねた。整備方法の早期決定を訴える平田氏に対し、「白紙の立場だ」と繰り返す坂本氏。議論は終始、かみ合わなかった。

 平田氏はこの日、副知事に就任した坂本氏への祝意をそこそこに本題に入った。佐賀県側が設定した面会時間はわずか15分だ。

 平田氏は、新鳥栖―武雄温泉の整備方法が決まらないまま武雄温泉―長崎の開業(2022年度予定)を迎えれば、乗客は武雄温泉駅での対面乗り換えを強いられると強調。「新幹線ネットワークとつながらず、開業効果は想定されたものと異なると危惧する」と訴えた。北陸新幹線環境アセスメント入りを挙げ、「北陸と同一年度の着工に向けた道筋をつけないと、財源確保の議論に乗り遅れる」と訴えた。

 坂本氏は新鳥栖―武雄温泉に…

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