改元を挟む１０連休が２７日始まった。ＪＲ秋田新幹線の下りは同日と２８日はほぼ満席で、秋田駅に降り立った帰省客や観光客で構内は終日混雑した。神奈川県内での出稼ぎから約４カ月ぶりに帰省した男鹿市の牧野達男さん（７０）は改札口で家族の出迎えを受け、「孫の顔を見られてうれしい。連休は家でゆっくりしたい」と笑顔で話した。

　ＪＲ東日本秋田支社によると、秋田新幹線の上りは５月５日がピークで、５、６両日は臨時列車１１本を増発する。支社は「中国、台湾からの花見客が目立ち、利用客の出足は例年より鈍い感じがする。連休が長いので休みが分散したのかも」という。

　秋田地方気象台によると、４月２８、２９両日は晴れる地域が多いが、５月初めは雲が広がって雨が降る可能性もあるという。（金井信義）