兵庫)JR脱線事故14年 記憶伝えるしおり、駅で配布

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崔埰寿 村瀬成幸
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 107人が死亡したJR宝塚線(福知山線)脱線事故から14年。事故車両がたどりつくはずだった兵庫県尼崎市のJR尼崎駅前では25日、「負傷者と家族等の会」(空色の会)がしおり約1千枚を道行く人に配った。

 あの事故を忘れないで――。そんな思いを込め、2009年から続けている。

 激しい衝撃の後、車内は真っ暗に。助け出されて見上げた青い空。負傷者らのそんな記憶から「空色の栞(しおり)」と名付けた。事故当時、大阪芸大の学生で、1両目の乗客だった兵庫県宝塚市の福田裕子さん(35)が原画を描いてきた。

 事故で次女が重傷を負った同…

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