リニアトンネル工事、地上部で陥没確認 坑内に小崩落も

森川洋
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 岐阜県中津川市山口で掘削が進むリニア中央新幹線中央アルプストンネル山口工区(4・7キロ)の作業用トンネル(斜坑)の地上部で陥没が確認されたと8日、鉄道建設・運輸施設整備支援機構が発表した。けが人はないという。

 機構によると、8日午前7時ごろ、斜坑の入り口から約200メートル付近の地上で、直径約8メートル、深さ5メートルの陥没が確認された。9日朝からモルタルを注入して拡大を防いでいるという。

 斜坑内では4日に小崩落があり、安全確認の巡回中に陥没を見つけたという。付近は雑木林で、斜坑からの土の厚さは約20メートル。現在、陥没は止まっており、機構が付近への立ち入りを禁止して原因を調べている。工事の進行に大きな影響はない見込みだという。

 中央アルプストンネルは全長23・3キロ。昨年11月に掘削が始まっている。(森川洋)

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